航空機事故に関する判例でパイロットの責任をみています
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弁護士 安田英二郎 神奈川県弁護士会所属
弁護士になって29年，市民，県民の多くの事件を扱ってきました。お気軽に相談してください。初回相談料は，5,000円（税込み）の定額です。
最寄り駅は，ＪＲ関内駅，みなとみらい線馬車道駅
私は飛行機が好きなので飛行機を中心にしたサイトを作りました。もともとは事務所のホームページの一部でしたが趣味の部分別々に分けました。今後はオートバイのページも作ろうと考えています。
自衛隊や米軍の航空祭で撮影した飛行機の写真など載せています。ただし、航空機写真として優れた写真は一枚もありません。カメラ好きなので素晴らしい航空機写真を撮影したいという気持ちはありますが技術も努力も伴わないので掲載できないのです。もっと手軽に撮影した写真ばかりです。
飛行機映画として入手可能なＤＶＤやブルーレイを購入して映画を見たその感想です。映画そのものの感想の他に時代背景や登場する飛行機など関連する話が多く書かれています。ジェット機の映画、第二次世界大戦の映画、複葉機の映画、その他と分類しています。見たことがある映画から相当レアな映画まで出てきます。私が航空機映画だと思った映画を紹介しており、アニメについても一部を載せました。最近はあまり売れないであろう古い映画のＤＶＤが積極的に発売されるのでこれからも楽しみが続きます。航空機(飛行機)映画として集められるのは大体あります。
数年前にウッドデッキを製作したときの記録です。古いＳＰＦ製のウッドデッキが腐って解体したときの記録もあります。ウッドデッキ製作に関するサイトは多いですが、ウッドデッキを自分で作ろうとするときに悩むこと、細かいことを具体的な情報として掲載することにこだわりました。
飛行機やヘリコプターの事故が起きると、マスコミはすぐに事故の責任者の追及に入ります。事故は不可避であるという前提に立たず「事故が起きた以上、責任者がいるはず、そいつに責任を取らせろ。」というわけです。そして、被害者の声だけを大きく伝えます。被害者は可哀相だという一般の人の同情を誘うことで視聴率を稼ごうとするだけです。そのうちにニュースバリューの時間切れとなり、結局、航空機事故のニュースは悲観にくれる被害者を公開の場にさらけ出し、責任者をつるし上げることだけで終わってしまいます。マスコミはそれでもいいのかもしれませんが、事故の再発防止には役立ちません。事故で家族を亡くしたら悲劇ですし悲しいに決まっています。しかし,それは事故の一つの側面にすぎず,事故の再発防止はそういう感情的なことで実現できることではないのです。
たとえば、ヘリコプターがエンジン異常のために収穫の終わった田んぼに不時着したときでも、近くの住民に「私の家の上に落ちてきたらと思うととても怖い。」と言わせて、その発言をテレビに流しました。
しかし、ヘリコプターのエンジンが飛行中に故障することを100％防ぐことはできません。飛行中に異常を感じ、危険を感じたから家の上に落ちないように田んぼに降りたのです。エンジンが故障することは防ぐことが出来ませんでしたが、パイロットが適切に行動しその対処に成功した例というべきなのです。発生したトラブルに対して最小の被害でとどめることができた成功例なのです。それを理解しないで「危険」「危険」「危険」とばかり伝えるマスコミは無能であり日本の空の安全にとって有害というべきです。
飛行機やヘリコプターなど空を飛ぶものは全て墜落の危険があります。どんなに注意深く整備しても条件によってはトラブルが発生する可能性がありますし、気象条件の変化もあり、ヒューマンエラーもゼロにはなりません。しかし、飛行機やヘリコプターは一定の危険があっても、それ以上に有用な交通機関なので危険を覚悟して利用しているのです。もちろん、できるだけ事故を防ぐことは大切ですし航空関係者は日々事故ゼロを目指して努力されています。一定の事故は不可避である以上、「事故は絶対に起こすな。」という態度で報道すること自体間違いなのです。
平成１６年の新潟県中越地震のときに、時速200㎞で走行中の上越新幹線が脱線停止したということがありました。私はそのニュースを聞いたとき時速２００キロで走っているときに地震にあっても脱線するだけですむなんて、なんて新幹線の安全技術は凄いんだと感心しました。
しかし、このときマスコミは、新幹線が脱線した、安全神話の崩壊と、さんざん批判的な報道を続けました。全く理解できない報道でした。あんな幅10㎝くらいしかないレールの上を鉄の車輪で走るというそもそも不安定な構造をした機械が地震で脱線するのは当たり前です。地震でも絶対に脱線しない電車を要求することは不可能を要求することです。あれは新幹線の安全性を示したものです。
マスコミは国民を煽動するだけで(先導ではなく)、まともな報道をしていない、これでは事故は減っていかないと思います。マスコミは権力批判が任務だと思っているようですが、自分たちもとんでもなく大きな権力者であることを無視しています。また、権力批判より世の中を良くすることの方が大切な任務ですが起きたことについて責任者を探して責めるだけでは世の中が良くなりません。
